一般社団法人 日本サステナブル・レストラン協会(以下:SRA-J)が主催する、食の未来を築く若手シェフ育成のための未来レシピコンテスト「Creative Chefs Box 2030 Sustainable Dish Contest VOL.2」にMATSURIが協賛参加いたしました。
コンテストではちとせグループ代表でMATSURIの発起人でもある藤田が審査員を務め、MATSURI賞として「MATSURIが考える未来のレシピ」を選ばせていただきました。
MATSURI賞を受賞した若手シェフのインタビューをご紹介いたします。
ー未来のレシピコンテストに応募されたきっかけを教えてください
KITCHIN MAMEを運営するhai shop cafeが日本サステイナブル・レストラン協会のメンバーだったので、紹介していただきました。
自由な社風なので希望すれば誰でも、アルバイトでもコンテストに参加することができます。私もまだ24歳と若手ですが、会社はレシピ開発も任せてくれたり、機会を与えてくれるので普段から挑戦させてもらえる環境にあります。そのおかげで去年の副料理長に続き、同じ店での連続受賞という大変嬉しい結果となりました。
ー今回のメニューを選んだ理由、こだわった点について
高校時代にパティシエになりたかったこともあり、アフタヌーンティーをイメージしたものにしようと決めていました。現在hai shop cafeのヴィーガンアイスレシピを任されていることから、自分にできることを考えた時にまず「ヴィーガン」だと思いました。最近はアレルギーの方が多いので、アレルギーの方でも美味しく召し上がっていただけるものを目指しました。アレルギーの方にもおすすめできるものを作って、全てのお客様に笑顔になっていただくことが一番の喜びです。
ー藻食動物が海藻を食べ尽くす磯焼け(海の砂漠化)問題から、環境を再生できる昆布に着目したそうですが
昆布を使用したことについては、ある料理長から海の砂漠化などの話を聞いたことがあり、昆布にはストーリー性があって面白いと興味を持ったからです。普段の生活ではあまりサステナブルを意識して行動していませんが、興味のある「食」の分野でなら興味ありますし、実践できます。
ーMATSURI賞を受賞されたご感想をお聞かせください
とても嬉しいです。微細藻類については存じ上げておりませんでしたが、今回いただいた「タベルモ」を使用してレシピを考えたいと思っています。
ー食の未来のために実施すべき事、目標を教えてください
高い目標のようなものではなく、受け継がれている技術・知識を自分のものとしたいと思っています。
そして、受け継いできたもの、伝えられてきたものをまた次の世代に伝えて伸ばしていきたいです。