農閑期の農地の活用、休耕田の活用は各地で行われています。Modiaにも、休耕期間中の農地で藻類生産をすることへのご質問をいただきました。
昨今の温暖化問題の深刻化を懸念しており、ネットを読んでいて藻ディアに行きつきました。
まずは身近なところか、藻類のエネルギー利用を普及できないか、と考え、質問させていただきたく、メールいたします。 藻類からオイルを抽出するステップを踏まずに、乾燥させただけの段階で燃料として使用することは、現実的でしょうか?世の中には、自家発電の規模では、薪ストーブで発電するケースもあるようです。 【イメージ】 ・農家が休耕期間中に水田で藻を育成 ・農閑期に納屋等で藻を乾燥させる ・小規模な発電装置で自家発電して利用 |
今回は、回答を皆さまにもご紹介します。
藻類燃料の特徴
薪と藻類(微細藻類)
薪は水分量が10%で、得られるエネルギーは4780kcal/
一方で水中で生育する藻類は収穫時に水分量は90%以上です。
田圃の藻類生産の潜在能力と問題点
文献を基に、5月の水田(富栄養の水質、
しかし、
休耕期間中の田圃の藻類生産
これを踏まえて、農閑期に藻類を培養して納屋で乾燥させる案が現実的なのかという
まず水田の休耕期間は冬です。この気温が低い期間は、
藻類技術は成長期
藻類技術は農業や林業に比べると研究の歴史は浅く発展途上にあり
温暖化の原因の一つが化石燃料によるCO2大量放出と言われてい
藻類の活用を広めていくためにも、
<参考文献>
The Asian Biomass Handbook(The Japan Institute of Energy)
YAMAGISHI, T., WATANABE, J., OKADA, K., HAYASHI, T., KUMURA, A., & MURATA, Y. (1980). Cycling of Carbon in a Paddy Field: II. Biomass and gross production of algae. Japanese Journal of Crop Science, 49(1), 146-155.
Ghayal, M. S., & Pandya, M. T. (2013). Microalgae biomass: a renewable source of energy. Energy Procedia, 32, 242-250.
Becker, E. W. (2007). Micro-algae as a source of protein. Biotechnology advances, 25(2), 207-210.
http://www.eonet.ne.jp/~forest-energy/GREEN%20ENERGY%20FILE/weight.htm
http://www.forest.rd.pref.gifu.lg.jp/pdf/18/bull1801.pdf
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/soshiki/soshiki07-shigen/01shigen/pdf/sekkeitohyouka/huzoku-1.pdf
https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h22_h/trend/part1/chap2/c7_01_05.html#:~:text=%EF%BC%882%EF%BC%89%E6%B0%B4%E7%94%B0%E3%81%AE%E5%8C%BA%E7%94%BB%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6&text=%E6%98%AD%E5%92%8C30%20%E5%B9%B4%E4%BB%A3%E5%BE%8C%E5%8D%8A%E4%BB%A5%E9%99%8D,%E3%81%8C%E6%A8%99%E6%BA%96%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82
https://www.maff.go.jp/j/tokei/sihyo/data/10.html