正直MATSURI日記番外編:アメリカにおけるバイオ燃料最新情報

こんにちは。正直MATSURI新人担当者のサリーです。サリーは生物のことは得意なのですが、環境負荷の評価や関連する活動についてはまだまだ素人です。

今回は日記の番外編として、2024年7月3日に開催したMATSURIパートナー限定のオンライン情報共有会「アメリカにおけるバイオ燃料最新情報」の開催報告をしたいと思います。

「バイオ × 環境 × ビジネス」の最新動向に関する有益な情報を提供するオンライン情報共有会には120名もの方々にご参加いただきました。

今回の情報共有会はサリーが「2023年9月 米国のエタノール団体はトウモロコシエタノールSAFについて、CORSIAモデルではなく、最新のGREETモデルの数値を使うことを米国政府に求めた。」(”Ethanol Industry Associations Ask Treasury Secretary To Use GREET Model For Scientific Accuracy”September 14,2023)というニュースを目にしたことから始まりました。

このニュースは正直MATSURI日記2でも取り上げました。MATSURI会員専用ページではモデルの違いについて詳しく解説しています。

情報共有会では「藻類産業を発展させるために、微細藻類の価値をどのようにして定量的に発信していくか?」という観点からこのニュースを掘り下げて議論しました。このニュースを起点に、近年の米国におけるSAF動向をまとめ、それを藻類産業の視点から考察しました。

前半はサリーから「アメリカにおけるバイオ燃料最新情報」に関して、最新の政策や、可食バイオマスの多くが燃料になっている現状等について解説し、藻類産業の視点からの考察を共有しました。

後半はサリーとエネルギーアナリストの大場 紀章氏と日本微細藻類技術協会事務局長の 野村 純平も交え、藻類産業構築に向けて私たちは何をすべきか、将来の展望についての議論と参加者を交えた質疑応答が行われました。

質疑応答では、「藻類で航空燃料を作る場合のLCAがどのようになるか」、「可食バイオマスを燃料にすることについてアメリカはどう考えているか」など多くの質問が寄せられ、パートナー企業の皆さまのエネルギー事情への関心の高さが伺えました。

ちょっと緊張しているサリー(左)

正直MATSURIのサリーとしては、アメリカでの大きな動きを踏まえ、藻類業界として何をすべきか、今後じっくり考えていく必要があると感じています。また、藻類の産業が広がっていった際のワクワク感をいかに発信していけるのか、考えを深めていきたいと思います。

開催後に実施されたアンケート結果を受け、第二回オンライン勉強会開催も早速検討を始めております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

前半の詳しい内容についてはMATSURI会員専用ページにて!

戻る
page top